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実家の片付けで楽器が出てきたときの、進め方の手順

公開 2026年8月22日

これ、売れるものなんでしょうか。

押入れの奥から出てきたギターケースを開けたとき、たいていの人が最初に浮かべる疑問がこれです。弦は錆びている。ケースの内側は少し湿っている。何年前のものかも分からない。

判断がつかないまま、とりあえず元の場所に戻す。片付けはそこで止まります。

順番を決めておけば止まりません。この記事はその順番の話です。

手順1|「誰のものか」を先に確認する

値段の話より前に、ここを済ませてください。

本人がまだ元気で、単に使っていないだけなら簡単です。本人に聞けば済みます。

難しいのは、故人のものだった場合です。

法律の話をすると、故人の持ち物は相続の対象になります。片付けを担当している人が一人で処分を決めると、後から別の家族との間で話が拗れることがあります。

そして、もっと現実的な理由があります。

「そんなの捨てていいよ」と誰かが言ったとしても、その一言に全部の気持ちが乗っているとは限りません。あとになって「あれ、どうしたの」と聞かれる場面は、片付けの現場でよく起きます。

写真を1枚撮って、家族のグループに送る。それだけで済む確認です。

手順2|メーカーと型番を控える

査定額を左右する情報の大半が、ここに集約されています。逆に言えば、これが分からないと誰も正確な値段を出せません。

ギター・ベースは、ヘッド(糸巻きが付いている先端部分)の表側にメーカー名。型番とシリアル番号は、ヘッドの裏、ネックとボディの接合部、または本体内部のラベルにあります。

アンプ・オーディオ機器は、背面か底面のシールに型番があります。電源プラグの近くを探してください。

管楽器は、ベル(音が出る開口部)の周辺に刻印があります。

見つかったら、スマホで撮っておきます。読み取れない場合は、その旨も含めて査定時に伝えれば問題ありません。

手順3|値がつきやすいか、当たりをつける

正確な相場は査定でしか出ませんが、傾向はあります。

値がつきやすい傾向のもの

  • メーカーとモデルがはっきり分かるもの
  • 国内外の有名ブランドのもの
  • 製造年が古くても、状態が保たれているもの
  • ケース・付属品・保証書が揃っているもの

値がつきにくい傾向のもの

  • ノーブランドの入門用セット
  • 大きく破損しているもの
  • コピー品(買取対象外になります)

ここで注意があります。「古いから価値がない」とは限りません。楽器とオーディオは、年代が古いほど評価されるものが一定数あります。この点は他のジャンルと逆で、判断を難しくしています。

分からないものを自分で決めつけない。これが片付けの現場でいちばん損をしない態度です。

手順4|運べるかどうかで、手放し方が決まる

ここまで来たら、あとは物理の問題です。

ギター1本なら、車に積んで店に持ち込めます。

アンプ、スピーカー、ドラム、電子楽器が混ざった時点で、話が変わります。重量と体積が、個人の輸送能力を超えるからです。

そして実家の片付けでは、たいてい複数点が同時に出てきます。押入れは一つの趣味の跡がまとまって残る場所だからです。

運べないなら、来てもらう方が早い。出張査定は、出張費も査定料も無料の業者が一般的です。金額に納得できなければ断って構いません。

実家が遠い場合はどうするか

離れて暮らしていて、片付けのために帰省しているケースです。

滞在できる日数が決まっているのが、この状況の難しさです。

出張査定を使う場合は、帰省の予定が決まった時点で先に申し込むのが現実的です。日程調整が必要なので、着いてから探し始めると間に合わないことがあります。

実家に親が住んでいて立ち会えるなら、そちらで受けてもらう方法もあります。ただし査定と買取には本人確認書類が必要になるため、誰が売主になるのかは事前に決めておいてください。

対象外になるものを、先に確認する

当サイトで紹介している買取サービスには、対象外の品目があります。

楽器では、ピアノ・電子ピアノ・キーボード・エレクトーン・オルガンなどの鍵盤楽器、および琴・三味線・尺八・太鼓などの和楽器。

オーディオでは、ミニコンポ・ラジカセ・イヤホン・ヘッドホン・カーオーディオ・Bluetoothスピーカー・スマートスピーカー・マイク。

対応していない地域もあります。沖縄県、宮崎県、北海道(札幌市を除く)、青森県と秋田県は冬季。

ピアノは特に注意が必要です。自治体によっては粗大ごみの排出禁止品目にも指定されていて、買取と処分の両方から外れます。ピアノ専門の業者を探してください。

判断は、確かめてからで間に合います

売るか、捨てるか。

この二択を、開けた押入れの前で即決する必要はありません。無料の査定を1回受けてから決めても、何も失われません。値がつかなければ、そこで粗大ごみに切り替えればいいだけです。

逆の順番だけは取り返しがつきません。粗大ごみの手数料券を買ってしまえば、その数百円は戻ってこないからです。

どちらを選ぶかは、金額を見てから決めてください。


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