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買取に出す前に、やること・やってはいけないこと

公開 2026年8月22日

準備で、金額は変わります。

同じ楽器でも、揃えるものを揃えて出した場合と、本体だけを出した場合とでは、評価が変わることがあります。手間としては30分ほど。やる価値のある30分です。

そして、よかれと思ってやったことが評価を下げる場合もあります。そちらのほうが痛い。両方まとめます。

やること

1. 付属品を集める

査定は本体だけを見ているわけではありません。

  • 純正のケース、ソフトケース
  • 電源アダプタ、ケーブル類
  • 取扱説明書、保証書、元箱
  • 交換用のパーツ、ストラップ、譜面台
  • アームやペダルなどの取り外し可能な部品

押入れの別の場所や、隣の段ボールに入っていることがよくあります。楽器を出したときに、周辺も一度見てください。

2. メーカーと型番を控える

ギター・ベースはヘッド表面にメーカー名。型番とシリアルはヘッド裏、ネックとボディの接合部、本体内部のラベルのいずれか。

アンプ・オーディオ機器は背面か底面のシール。電源プラグの近くです。

管楽器はベル周辺の刻印。

スマホで撮っておけば、口頭で伝える必要がありません。

3. 動くかどうかを確かめておく

電源が入るか。音が出るか。ノイズはあるか。

直す必要はありません。現状をそのまま伝えられる状態にしておくのが目的です。「たぶん動くと思う」より「電源は入るが音が出ない」のほうが、話が早く進みます。

4. 身分証を用意する

これは忘れやすいのに、無いと成立しません。

中古品の買取は古物営業法の規制を受けるため、売主の本人確認が義務づけられています。運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証などを手元に出しておいてください。

そして売主本人が立ち会う必要があります。実家の片付けで親御さんの楽器を売る場合、誰が売主になるのかを先に決めておいてください。ここでつまずくケースがあります。

5. まとめて出す

複数点あるなら、1回で見てもらったほうが効率が良くなります。

出張査定なら、点数が増えても訪問は1回です。1点ずつ別の日に呼ぶ理由はありません。

やってはいけないこと

分解する

内部を見ようとして開ける。ネジを外す。これはやめてください。

元に戻せなくなるだけでなく、「分解された履歴のある個体」として扱われます。評価は下がる方向にしか動きません。

自分で修理する

配線をつなぎ直す、部品を交換する、接着剤で留める。

自己流の修理跡は、業者側の修理コストをむしろ上げます。プロが直すときに、まず前の修理を剥がす作業が発生するからです。

強い薬品で磨く、サビを落とす

金属パーツのサビ取り、木部の研磨、シンナー系の溶剤での清掃。

年代物ほど危険です。楽器とオーディオには、経年の風合いそのものが評価される市場があります。ピカピカにしたことで価値が落ちる、という逆転が実際に起こります。

軽く埃を払う程度で止めてください。 それ以上は触らないほうが安全です。

自分で値段を決めてしまう

「これは1万円くらいだろう」と見積もってから査定に臨むと、判断が鈍ります。

高い方に外れていれば落胆して手放す機会を逃し、低い方に外れていれば安い提示を受け入れてしまいます。相場を決めるのは市場です。事前の思い込みは、判断を鈍らせるだけです。

査定当日の流れ

出張査定の場合、おおよそこう進みます。

申し込み時に品目と点数を伝える。日程を決める。当日、査定員が訪問して現物を見る。金額が提示される。合意すれば、その場で書類を作って支払い。合意しなければ、そこで終わりです。

サービスによっては、出張のほかに宅配買取や店頭買取を選べます。当サイトで紹介しているサービスは3つの方法から選べる形になっています。

断ってもいい、ということ

最後に、これだけは書いておきます。

提示された金額に納得できなければ、断って構いません。

出張査定は出張費も査定料も無料が一般的です。断ったことで費用が発生することはありません。

とはいえ、家まで来てもらった相手に「やめます」と言うのは、気が引けるものです。その感覚は自然なものだと思います。

ただ、査定員の側は断られることを織り込んで来ています。彼らにとっては日常の一場面です。気まずさを理由に納得していない金額で手放すほうが、後に残ります。

その場で決めきれなければ、「一度考えます」でも構いません。

30分の準備が、金額を動かす

冒頭に書いたとおりです。付属品を集めて、型番を控えて、身分証を出しておく。やることはそれだけで、時間にして30分ほど。

そのうえで、触りすぎないこと。磨かず、開けず、直さず、そのまま見てもらう。

この2つを守れば、準備としては十分です。


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※対象外の品目(鍵盤楽器・和楽器、ミニコンポ・イヤホン・ヘッドホン等)と対応外地域があります。詳しくはトップページをご確認ください。


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